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  • 執筆者の写真Makiko Kaiser

愛用のアナログ仕事道具と通訳準備の仕方


先日、新しく買った iPad Proについて書きました。

ではこれまでは何を使って仕事してきたのか、というと紙とペンです。

ITはどんどん活用した方が良いと思いますが、決してアーリーアダプターではないし

紙には紙のメリットがあるので、基本的には次のようなプロセスでやっておりました。


1. 案件のご依頼がある。(ありがたや〜)

2. 勉強する。

3. 案件に臨む。


勉強する際は、

その案件やお客様についての下調べを自力で行える範囲で行います。

もちろん、資料をいただけばそれを読み込みますが、

前日の夜など、ギリギリのタイミングでしか資料がこないこともままあり、、なんなら全く資料が出ないこともあり、、

どれくらいピンポイントな準備ができるかは運次第、案件次第。と言えます。


まあしかしやり方としては、

iPadやPCで調べながら、横に紙のノートを置いて書いていきます。


ノートはA5版の、ミシン目が入ってページが切り取れる仕様で、方眼になったやつ(罫線ではなくて)が好きです。一時期スタバで売ってるのが可愛いし、仕様もちょうどいいと思って使ってました。こんなの

ただブランド名が入ったものは同業他社に行くとき気をつかうので、本当は表紙は無地がいいだろうなとは思います。基本的にはお客さんの前ではロゴが見えないように持つようにはしてます。あと、出先で準備作業をしたくて、ノート持ってくるの忘れちゃった、というようなときはA4のコピー用紙に書いていることもあります。


興味ある人いるかわかりませんが、通訳メモをとるのに使う紙も、私はごく普通の無地のA4白コピー用紙です。高価な速記用のノートなどは絶対に買いません(高いもん)。機密性の高い案件は、通訳が終わったら通訳メモはお客様に差し上げることにしていますし(誰も読めないと思うけど)、どうせ帰宅したら即シュレッダーにかけますので、コピー用紙で必要にして十分です。


もう一つ絶対大事なのが、ペンです。

これは絶っっ対! にJet Streamと決めています。

ちょっと割高ではありますが、その滑らかさ、一度使ったら他のペンには戻れません。

たまに他の通訳さんなどにお貸しすると、みなさん感動されます。

レフィルを常備して、本体も何本か使い潰して買い換えて、長年愛用しております。

使ったことのない方はぜひ、オススメです!



辞書(英和とか、和英とか)はiPad/iPhoneのアプリを買っております。

いまやインターネットでなんでも調べられますが、辞書はcredibleなものを、面倒がらずにこまめに引いた方がいいなあと思います。

20代の頃から使い込んで、塗装がハゲハゲになった電子辞書もまだ持ってますが、ほとんど使わなくなりました。


で、準備ができたら本番に臨むわけですが、

できた用語集は、基本的には頭の中に入れておいた方が良いですよね。

どうせ自分が訳してる間は、調べてる暇ありませんし。


でも間違えそうな単語や固有名詞は、A51枚にまとめて、本番中は見やすい場所に置いて置くようにしています。特定の用語に通常とは違う訳語、あるいは特殊な訳をあててほしいと依頼された場合などは特に、絶対に書いておきます。(コーポレートスローガンや商品コピーなど、要注意です)

案件中に出てきた新しい言葉なども、こちらのマイ用語集に案件中に順次追記していきます。←これ大事!



そして用語集は案件が終わればエクセルに入力して、業界別にソートできるようにして、時間が経っても再利用しやすいようにしておきます。


・・・ということをしていたのですが、もしかして最初から全部電子化できたら楽だったりするのかもしれませんね。手書きの文字を勝手に活字に変換してくれるアプリなども、あるのでしょうね。

1台しかないiPadを資料を見るのに使ったら、メモを書くのには使えないと思いますが、方法があるのかも。


用語集を最初からエクセルに入力するのは、向かないみたいで続きませんでした。書きながら覚えている部分があるようで、手を動かすのが大事な気もします。



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