どの職業の方にも商売道具というのはあるかと思います。
一般的なサラリーマンだったらスーツやネクタイ、パソコンなどがそれに該当しますよね。
フリーランス通訳にももちろんあります。
基本的かつ古典的なところでは
・メモを取るための紙とペン(デジタルで代替している人もいますね)、
・辞書
・その日のお仕事の資料
状況によっては
・イヤホン(同時通訳ブースの案件だと音を聞くために必要です。ブースについていることが多いですが、多くの通訳は使い慣れた自前のを使っています)
・キッチンタイマー(パートナーと交代するときに時間を測るので必要)
・場合によっては自前のマイク、オペラグラス
などなど、荷物は増やそうと思えばいくらでも増やせてしまいます。
しかしそうした荷物も勤務地までたどり着けないと意味がありません。
勤務地を俗に「現場」と言いますが、
現場(大抵の場合、日替わり)に行くためのナビゲーションツールとして私がヘビーユースしていたのがGoogle Mapsでした。
「でした」と過去形で書いているのは、
Googleがゼンリンとの契約を解除して、Google Maps の精度が大幅に悪化したという、
ヘビーユーザー的にはショッキングなニュースがつい2日前位に舞い込んできて、
それ以降Google Maps を使って新しい場所へ行くということをしてみていないからです。
インターネット民の皆さんの情報によると細かい道がバッサリ落ちていたりするそうな、、、
現場へ行く際は電車の乗り換えアプリではなくて
Google Maps で住所を検索して最適なルートを探すことを常としていた私。
電車だけではなく、徒歩やらバスやらも一括で提示してくれて、良かったのです。
投資家を連れて都内(に限りませんが)を何箇所もめぐる時は、
タクシーの運転手さんの仕事ぶりを検証すべく、Google Maps を立ち上げて見張っていた私。(間違えられると本当に大変なことになるので)
それもこれもGoogle Maps の信頼性があればこそ、だったのに、、、
困ったな、これは通訳業務(の前の段階)に支障をきたすかもしれないと思い、
いくつか他の地図アプリを入れてみました。
マピオン :くっきりはっきり建物など分かりやすくて良さそうですが、有料版でないとルート検索できなさそう。
Yahoo Maps : ぱっと見た感じ、Google Maps とインタフェースが似ている気がします。無料でもルート検索できそう。データ提供元にGoogleとの提携をやめたというゼンリンの名前を見つけて、一安心。
他に、ゼンリンは別のアメリカの会社にデータ提供始めたと言うニュースがあり、それも調べてみましたが、どうも日本では使えなさそう??
iPhoneユーザなので、当初めちゃくちゃだったAppleの地図アプリがどう改善しているのかも興味がありますが、こちらは検証してみていません。Googleばっかり使っていたので、もしかしたらアプリ自体を消しちゃったかもしれません。
各アプリちょっとしか触ってみていませんが、
当面はGoogle とYahooを併用する形になるかな、と思いました。
どうか現場へたどり着く上で支障ありませんように・・・