いうまでもないことですが、
言葉って生き物みたいに環境によって使われ方も違うし、
ある業界のみ・ある職場のみで通用する用語というのも、結構あります。
(通訳者は毎度そういう類の言葉はできるだけ予習していこうとしています)
この間、通訳している真っ最中に出会った言葉でインパクトがあったのは
「スクールカースト」という日本語の新語でした。
生徒児童の間の序列を「スクールカースト」と表現しているそうで、
人気のある子・可愛い子・格好良い子・スポーツのできる子などを頂点とするのだそうです。
確かにそういう現象は自分の子供時代を思い返しても厳然と存在したし、
いつの時代もそうなのでしょうけれども、それをよりによって「カースト」と呼ぶとは・・・。
その時マイクを握っていた(=通訳していた)のは私だったのですが、
愕然としつつ同時通訳しましたね。なお英語はそのままschool casteとしました。
日本語の新語だと、「ワンチャン」が比較的最近知った言葉です。
一回チャンスがある=ワンチャンス=ワンチャンということらしいですが、
いかにも日本語的な発想からなる言葉の組み立てで、インパクトがありました。
英語だとa chanceという方が多そうな気がします。多分。
どちらも若者言葉と思われ、アンテナ張っておかないとと思いました。
私が10代の頃の新語は「チョベリバ」「チョベリグ」などありました。
もう誰も使わないですよね。