秋晴れの気持ちいい1日でした。暑いくらい。やはり10月10日は晴れるんですね。
逐次通訳の続きで、ちょっと失敗談です。
ある日の逐次通訳のお仕事。外国人の方も日本人の方も複数でした。
日本人側が外国人側に伝えたいことがあって、
一生懸命用意した資料を使って日本語でプレゼンテーションをしているのに、
外国人の方は隣の人とおしゃべりしていました。
そこへ日本語から英語への通訳を入れる私。
おしゃべりしている人というのは聞いていないので、
「スミマセーン、通訳しますよ、聞いてください」のような合図をしてから訳出していました。
でないと日本人側の意向は伝わらない、と思ったからです。
特に失礼なことをしているつもりもありませんでした。
ところが。
「外国人の方はすごく偉い方なので、聞いて聞いてーってやらないでください」と言われました。
プレゼンをしていた人たちではなく、会議全体の取りまとめを担当されていた方に。
そこで考えたこと。
1, 通訳は、(オーディエンスが聞いてなくても)訳すことだけしていればいいのか?
2, それとも、訳が相手に届くかどうかまで気にするべきなのか?
「伝える」のが仕事と思えば、元々の私のアプローチはそんなに間違ってはいないように思われたのですが、、、
そんなに失礼なことしていたかな。。と落ち込みました。
もちろん、謝罪を申し上げて、
この後は訳出以外のことはしないようにして、お仕事を終えました。
聞いてもらえなかった部分もあったかもしれないけれど、そういうご要望なので仕方ありません。
今も考えます。
そんなに無礼なことを、私はしていたのか。
いずれにせよ、「失礼だな!」と感じるお客様もいらっしゃると、
学ばせていただきました。