• Makiko Kaiser

エッセイ「英語通訳の仕事」

最終更新: 2020年3月17日


先日、母校の同窓会会報に拙稿を掲載いただきました。通訳ブログですので、改めてここに載せておきたいと思います。This is my essay published in a school alumuni news letter. As this article is about interpreting and this is my interpreting blog, I'd like to put it here too. An English translation will be posted soon.

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 英語通訳になって9年になります。

 通訳の魅力は、色々な方々に会えること、色々な業界をのぞけることです。普通は就職したらその会社の事業にしか携われませんが、通訳は色々なお客様先でお仕事させていただくので世の中の広さを知ることが出来ます。会議室でITシステムの話、滑走路脇で航空機のエンジン部品の話、お取引先の応接室へ表敬訪問、高級料亭でご接待、薄暗い通訳ブースで数時間等、変化に富む日々が魅力です。

 お客様の半分は外国人ですから世界の様々な文化を知ることが出来るのも大きな楽しみです。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、中国、シンガポール、インド等、国籍も人種も多様なお客様にお国の事情を教えてもらったり、珍しい外国のお菓子を食べさせてもらったりするのは役得と言えるでしょう。また英語の話者はネイティブだけはなく、世の中には色々な発音・癖のある英語が存在します。苦労しますが英語の世界は広く深いのがよくわかります。外国人の視点から日本を再発見するのも興味深いものです。困り顔で5円玉を握りしめた人に「これいくら?」と聞かれるまで、五円玉には五円としか書いていないのは知りませんでした!

 またお客様の言葉を預かる仕事なので、通訳中自分の個性や思考は消さなくてはなりません。限りなく透明になるのが私のまだ達成していない理想です。個性の時代に珍しい職種かもしれませんね。今後も通訳道に精進したいと思います。

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いかがでしょうか? ^^


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