去年度から始まった幼保無償化。
子育て中の我が家でもその恩恵を享受してます。
結構、金額大きいです。
ありがたや、ありがたや。
ですが今日はちょっとだけ言わせてください。
こんなことがあったんですよ。
幼保無償化のしくみを利用するには
所定の書類を自治体に提出する必要があります。
今年も5月に、その書式が届いたので
即座に記入して返送しました。普通郵便で。
そしたら市役所から電話がかかってきました。
「確定申告書に税務署の受付印がありません」と。
私は自営業者ですので、当然、毎年確定申告をしています。
確定申告書が自営業者であることの証明なので、
幼保無償化の必要書類として、今回もコピーを提出しました。
その確定申告書類ですよ。
従来は紙に印刷した申告書を税務署に持参して提出していましたが
今回(2020年分)からe-taxで電子申告にしました。
電子申告のほうが青色申告特別控除が大きくなるように
制度が変わったんです。
e-taxはユーザーアンフレンドリーの極み。
それについても語れる(文句を言いたい)ことはたくさんあるのですが、
今回は脇においておきまして…
電子申告ですので、当たり前ですが受付印はありません。
なのに市の要件では「受付印のある確定申告書」を提出せよとあったので、
親切にその旨ポストイットに書いて、
確定申告書の控えを出力したものに貼り付けて、
ほかの書式と一緒に幼保無償化担当の部署に送りました。
紙で。普通郵便で。
でもe-taxは電子申告なんだから、データじゃないですか。
国税のデータは自治体に連携されて、住民税の納税通知が市から来るんです。
今年もちゃんと来たんですよ。
(なお住民税は毎年、6月末に全額を口座引落で一括納付してます。
極めて優秀な納税者なのです!)
だから、市役所には私が確定申告は電子申告したことも、
申告書の内容もわかってるはずなんです。
e-taxで申告したデータが行ってるんだから。
なのに幼保無償化の担当の人が、電話かけてきて言うんです。
「税務署の受付印がありません」って。
だから説明しました。
電子申告したから、受付印はありませんって。
誰かポストイット剥がしたな?と思いながら。
そうしたら、
「じゃあe-taxの画面を送ってください」って言うんです。
e-taxにログインして、電子申告したという証拠の画面を紙に印刷して
郵便で市役所の担当部署宛に送ってください、と。
いやあ、ビックリしましたね。
電子申告ってなんのためにあるんです?
住民税の請求書が来たんだから、
市役所は申告データ、持ってるじゃないですか??
国が電子申告を推奨してるのに
しかも今回コロナだったから
できるだけ税務署に来るなというキャンペーンもしてたのに
電子申告の証拠を紙で出せとは、何事でしょうか。
市役所のほうで、勝手に住民税DBか何かに
アクセスして確認したらいいじゃないですか???
21世紀も21年めに入ったところで、
昭和感あふれるリクエストをお上から頂戴したので
つつしんで対応しました。
チョー使いにくいe-Taxにログインして、紙に印刷して、
封筒に入れて、84円切手を貼ってポストに投函しましたよ!
せっかくのマイナンバー制度なのに、
行政に全然活用されていないんですね。
日本のDXはかなり道遠しだと、よくわかりました。
ちなみにこれでも一応、政令指定都市です。
いやはや。
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