*私は限りなく東京に近い神奈川県出身です。
*身内もみんな首都圏にいます。
当たり前ですけれど、言葉って変わっていきますよね。
言葉とともに、文化も変わっていくと思います。
例えば。
私がハタチくらいの頃「恵方巻き」というものが、東京神奈川でも売られるようになりました。
最初、読めなかったです。
恵方なんていう概念はそれまで生きていた範囲ではなかった(と思う)し、
しかも太巻きをだまって丸かじりするなんて、異質すぎて目が点でしかありませんでした。
それが今ではすっかり定着したではありませんか。
節分消費のバスケットサイズを広域で拡大しようという、小売業の努力が実ったわけです。
それから「えづく」という言葉にはじめて出会ったのは
つわりに苦しんだ4年前。
必死につわり情報をインターネットで検索していた時のことです。
首都圏で生まれ育った人はわかると思うのですが、
「えづく」という動詞は、東京言葉というのか標準語というのか、
南関東の日本語のボキャブラリーの中には入ってないですよね?
「おえっとなる」とか、「吐きそうになる」とか、いうと思います。
このように未知の日本語にドギモを抜かれることは、
過去何度かあったのですが、このたび、それに匹敵する衝撃が。
3歳のうちの子供が「めっちゃ」というようになりました。。
「めっちゃ」という言葉の存在は知っておりました。
ただ自分が使うボキャブラリーには入っておらず、関西の言葉だと信じていました。
それなのに、関西には縁もゆかりもない我が子が使い出した時の驚き。
子供にとって家庭の言語環境は、父親は英語、母親(私)は標準語の日本語。
私は自分で「めっちゃ」と言うのは抵抗があるので、使っていないと思います。
なので、保育園で覚えてきたに違いないのです。
ただ、気づかないふりをしていたけれど、
だいぶ前から全国区らしいですよね。
吉本か何かのの影響でしょうか。誰か知っていたら教えて欲しい。
アラフォーの私世代は、10代のころ(だけじゃないかもしれないけど)、
同じ強めの助詞なら「超」を使っていました。
「チョベリグ」「チョベリバ」などは今や死語ですが、90年代当時は流行り言葉でした。
今は解散してしまったSMAPも「チョーベリーベリーサイコー、ヒッピハッピシェイク♪」と歌っていたと思います。
ですが、おそらく「超」はもう言葉として、古いんでしょうね。
関西人ではないうちの子が、
ナチュラルに「めっちゃ」と言うようになって
節分には太巻きを食べるものだと信じて育っていく。
こうやって言葉や文化って変わっていくんですねー。
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