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執筆者の写真Makiko Kaiser

メルボルンでアボリジナルアートを買った話

ついに緊急事態宣言、全国で解除となりましたね!

解放感。

しかし、またすぐに第二波が来るのでは?とも思われます。

やりたいことは色々あるけれど、悩ましい。


年末のオーストラリア帰省からだいぶ経ってしまいましたが、

我が家にとってのゲートウエイであるメルボルンで

面白かったことをもう一つ書いておこうと思います。


アボリジナルアートってご存知ですか。

オーストラリアの先住民、アボリジニのアートのことです。

点描で、上空からみたオーストラリアの国土の様子や

住民の生活を表現したものが多いです。

結構、抽象的なので、解説がないと絵の内容がわかりません。




例えばこちら。

義母が主人の誕生祝いにくれたものです。

同心円が9つありますが、アボリジニの女性たちが水汲みか何かに

出かける様子を表現しているとのことです。

どっちが上なのかもよくわかりませんが、うちではこのようにかけています。


そのほか、カモノハシなどのオーストラリアの生き物を描いた

具象性のある小さいものも、お土産用に見かけます。


おそらく画材はアクリル絵の具とカンバスが多いかと思われます。

額装はしないで、木枠に貼っただけの状態で掛かっていることが多いです。

もちろん、アボリジニが現金収入を稼ぐ手段になっているのでしょう。


また、このような点々のアートを印刷したお土産物も、よく見かけます。

スカーフとか、グリーティングカードとか。


せっかくオージーと結婚したんだから、オーストラリア的なものを

インテリアに取り入れたらステキ。と、常々思っており、

いつかステキなアボリジナルアートを手に入れたい!と思っておりました。


そこで、昨年12月末、世界がまだコロナにあふれていなかった頃、

ある飛行機の中で私は英語版ロンリープラネットを熟読し、

メルボルンにあるアボリジナルアートの画廊を見つけました。


それがこちら。

Original & Authentic Aboriginal Art

90 Bourke Street

Melbourne VIC 3000 Australia


トリップアドバイザーはこちら




メルボルンに到着して、早速訪問しました。

店内写真NGだったので写真はないですが、

まー素晴らしいものがたくさんありました。


カンバスに描かれたままの状態(枠に貼ってない)で、

サイズ別にたくさん床に積んであります。

間違って踏む人、いないんだろうか。


一枚づつひっくり返して見るのはなかなか骨ですが、一度見始めたら止まらないです。


入り口付近には、A4くらいのサイズの手軽なお土産用のものもありましたが

奥まったところに名作がたくさんありました。


その中でも大きい(縦1.5m、横80cmくらい?)、黒白モノトーンの、

ものすごく点描の細かいキレイなものがあって(これは壁に掛かってた)、

ちょっと墨絵みたいな雰囲気で、いい絵だな!と思い

キュレーターさんに聞いてみたら、有名な画家さんの作品だとのこと。

お値段は、その時のレートで円に換算して何百万円かでした。撃沈。笑


並んでいる作品は売り物ですが、みてるだけでも楽しいです。

我々は、並んでいた作品の中から心ときめくアーティストと出会って、

その中でお財布が許すものを買ってまいりました!!




こちらの三点です。


写真が下手ですが、実物はもっと鮮やかなのです!!


アーティストは Andrew Highfold Tjupurrula という方です。

この作家さんの作品は、どれも色彩が楽しいのが気に入ったポイントです。

お気に入りのアートがリビングにあると、豊かな気持ちになります!


(なぜ長押の上に絵がかぶってるんだ? と思われると思いますが、

うちはリノベ物件で、この部屋がもともと和室だった名残です。

できるなら取ってしまいたい)




青が水、オレンジが大地を表現しており、上空からみた図になってます。

左は雨季、真ん中は乾季、右は水が引いてリボン状になっている様子だそうです。


カンバスをぐるぐる筒状に巻いて、円筒形のケースに入れて

手荷物で持ち帰り、東京・新宿の世界堂でマウンティングしてもらいました。


アートはオーストラリア国外に住んでいたら、

消費税に相当する部分が免税になります。

ただ、空港で税関に現物を見せないといけないので、

スーツケースに入れて預けちゃダメですよ。


日本人はオーストリアにまだ入国できないと思いますが、

コロナが終わってまたオーストラリアに行けたら

また行ってしまうだろうな、と思うギャラリーです。

見るだけでもオススメ!


余談ですが、ロンリープラネットで調べたところによると、

やはりアボリジナルアートを売っているお店は、

アリススプリングなどに多そうでした。

昔エアーズロックと呼ばれていた、アボリジニの聖地は

今は現地語でウルルと呼ばれるようになりましたが、

そこに行く際に玄関口となるのが、アリススプリングという町です。

ウルル旅行を計画される方は、ぜひギャラリー巡りもしてみていただきたい。

私もいつか行ってみたいです。コロナが終わったら。




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