突然ですが、ちょっと今、仕事がらみで「すき焼き」のことを考えてました。
高級料理、すき焼き。
久しく食べていない、すき焼き。
夏らしい料理じゃないけど、夏もだいたい終わりに近いし
急に涼しくなったから久しぶりに食べたいかな。
すき焼きは、割り下の甘じょっぱい味が外国人受けする料理です。
ですが外国人が皆、度肝を抜かれるのが生卵につけて食べるところですね。
生卵を抵抗なく食べられる民族は、
世界広しといえども日本人くらいしかいないのではないでしょうか。
諸外国で卵は日本のように殺菌済みで売られておらず、
生で食べると食中毒になるので、
日本で生卵が食卓にあがると相当警戒されます。
うちの豪州人の夫も、私が卵かけご飯を食べようとしていると、
未だにバケモノを見るかのような目で見てきます。結婚して6年経ってます。
オーストラリアの旦那側の親族も、みんなそうですね。
それに外国人はベジタリアンも多いので、
接待にすき焼きを使いたいと考える日本企業は多いですが、
気をつけたほうがいい料理でもあります。
日本側としては外国からきた賓客をもてなすのに
フンパツしてすき焼きにするわけですよ。
オ・モ・テ・ナ・シ以外の何物でもないのに、
外国側が「げ〜〜〜」ってなってる(内心そう思ってる)残念なシーンに、
私のささやかな通訳歴で、何回か立ち会ったことがあります。
*あたりまえですが、コロナ前の話です。
外人を接待するのに使うなら、私のおすすめは鉄板焼ですね。
日本らしさもあり、目の前で焼いてくれるエンタメ性もある、
見たことある食材の安心感に、きちんと火が入る衛生面の良さ。
日本びいきでない外国人でも楽しめると思います。
それか、和食にこだわらないで、
フレンチでもイタリアンでも良いと思います。
カジュアルならお好み焼きはみんな好きです。
ウースターソースとマヨネーズは偉いのです。
なににせよ宗教等の理由で
NGな食材がある人は多いので、要確認です。
出汁も気をつけてくださいね。煮干しや鰹節の出汁がダメな人は結構います。
甲殻類も、ユダヤ教徒や厳密なクリスチャンは食べなかったような気がします。
手配しやすくてどんな嗜好にも対応しやすいのはインド料理。
それかイタリアンだと思います。
和にこだわるなら精進料理という手がありますが、
精進料理って日本人にとってもエキゾチックですよね?
決して一般日本人に馴染みのあるものではないと思います。
日本ももっとベジタリアン、ビーガン、
ハラルやコーシャーフードが広まると良いですよね。
全てはコロナが終わったらという前提ではありますが…
わたし、コロナきらい。(って、みんな嫌いですよね!)
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